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子どもの特性は十人十色です。活発/おとなしい、温厚/キレやすい、細かい/大雑把など、子どもは様々な特性をもっています。子どもが見せてくれる多様な行動の理由を、感覚統合のトラブルという視点からタイプ別に分類・整理することで、理解と支援に役立ててみましょう。
子どもの10タイプ
感覚統合のトラブルを3カテゴリー、10タイプに分類しました(アメリカの作業療法士・ミラー博士やダン博士の分類を参考)。
ここでは、感覚統合のトラブルを「タイプ」に分けて説明しています。しかし、「この子どもは○○タイプに当てはまる」というように、個人とタイプが1対1に対応しているとは限りません。
同じ子どもでも「前庭覚はガンガンタイプだけど、触覚はビクビクタイプ」というように、複数のタイプを併せもっている場合があります。ちなみに、このようなことを表現する際には「特性」や「次元」という用語を使う場合が多いのですが、本書ではわかりやすく「タイプ」と呼ぶことにしています。
いずれにしても、大切なのは子どもをより深く理解し、必要な支援を届けることです。「分類すること」は、あくまでもそのための道具立てであることを忘れてはいけないと考えます。
感覚の調整に関するトラブル
感覚の識別・フィルターに関するトラブル
感覚に起因する姿勢・運動のトラブル
次回に、感覚統合の3つのカテゴリーのトラブルと、10のタイプとはどのようなものか、そして支援の方向性についてご紹介しましょう。
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