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1.「カンカクラボ」って?

カンカクラボは、子どもの発達を支え、促す遊びのアイディアを提案したり、子どもの発達に関する情報を提供したりするサイトです。感覚統合理論や発達科学に関する学術的知見、そしてそれらの知見を活かした現場での実践をもとに、さまざまな情報をお伝えしていきます。また、運営メンバーが選りすぐった外部の支援サイトも紹介しています。

 

立ち上げの経緯

COVID-19の感染拡大により、普段とは異なる環境で過ごさなくてはいけない子どもたちが増えました。この変化によって、教科学習の機会だけでなく、身体を使った「遊び」の機会も減少しています。そんななか、子どもに関わる専門家からなる研究会NARAKAN(後述)と、FLOW(児童発達支援/放課後等デイサービス/保育所等訪問支援)が中心となり、保育者、作業療法士、公認心理師、出版社などの有志メンバーがチームを組んで、カンカクラボを立ち上げました。

 

ミッション

子育てや保育・教育など、さまざまなかたちで子どもに関わる大人が、目の前の子どもをより深く理解したり、遊びなどの活動を組み立てたりするのに役に立つ視点を提供すること。それによって、障害の有無にかかわらず、すべての子どもの生活が豊かになること

2.  NARAKANって?

NARAKAN(NARA感覚統合研究会)は、主に奈良県内で働く保育者と作業療法士から構成されています。

 

これらの専門職は、遊び・生活を大切にするとともに、子どもとその家族の幸せを願うなど、共通した理念や目標をもっています。一方で、互いに異なる強みもあります。たとえば、保育者は「集団の遊び」や「活動の演出」を得意とし、作業療法士は「個の遊び」や「活動の分析」を得意としています。

 

NARAKANは、このような両職種の専門性をかけ合わせてコラボレーションしながら、子どもにとってより「よい」関わりや環境のあり方を模索し、実践している団体です。


これまでの活動

2013年:奈良県で始まった作業療法士による園への巡回訪問(子ども地域支援事業)や、奈良市子ども発達センターでの療育相談をきっかけに、保育者と作業療法士のコラボレーションが実現する。

 

2014年:保育者が園で提供している遊びを、作業療法士が感覚統合の視点から分析し、それらの内容を冊子としてまとめる。冊子を奈良市内の園に無料配布する(大同生命厚生事業団の地域保健福祉研究助成事業(報告書))。

 

2016年:『乳幼児期の感覚統合遊び』を出版する(クリエイツかもがわ)

2019年:『子ども理解から始める感覚統合遊び』を出版する(クリエイツかもがわ)

 

また、半年に1回の頻度で、専門職者向けにセミナーを開催しています。実際に身体を動かしながら楽しく学び、「明日からの実践」につながる内容になるよう、毎回工夫を重ねています(2020年1月で第8回を迎える。参加者数はのべ815人)。

3.  本サイトをご利用いただくにあたって

このサイトはリンクフリーです。ぜひあなたのSNSでカンカクラボを紹介してください。カンカクラボの情報を必要とする方々に適切に情報が届くことは、私たち運営メンバーの幸せです。

 

ただし、営利目的での利用や、内容を改変しての利用は控えてください。詳細は下記【コンテンツの複製・再配布について】をご覧ください。


 

【コンテンツの複製・再配布について】

このサイトは、クリエイティブ・コモンズ「表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際」ライセンスにもとづいて公開されています。「カンカクラボ」のクレジットと元URLを出典として明記していただければ、自由に複製・再配布していただいて構いません。また、ライセンスの範囲内での利用であれば許諾の必要はありません。ライセンスの範囲を超える利用を希望する場合(例えば、営利目的での利用や内容の改変を希望する場合)については、お問い合わせよりご相談ください。

 

〔OKな例〕

・授業資料や保護者向け資料として、カンカクラボのコンテンツ(イラストや文章)を配布する

・保育園に貼る掲示物で、カンカクラボのコラムをそのまま紹介する

・児童館のイベントで、カンカクラボの遊び動画を流し、ルールや説明文をプリントとして配布する

 

〔NGな例〕

・カンカクラボのコンテンツ(イラストや文章)を、出典を明記せずに自分のウェブサイトで使う

・カンカクラボのコラムをまとめて出版物として販売する

・カンカクラボの遊び動画を再編集してYouTubeに公開する


 

【子どものタイプ分類について】

カンカクラボで紹介している子どもの10タイプは、感覚統合の視点から子どもの一側面を便宜的に分類したものです。実際の子どもの特性は十人十色で、いずれかのタイプにぴったりと当てはまることはほとんどないでしょう。大切なのは、目の前の子どもをより深く理解し、必要な支援を届けることです。「分類すること」は、あくまでもそのための道具立てに過ぎません。


 

【紹介する遊びの取り扱いについて】

カンカクラボで紹介する遊びはあくまでも提案です。遊びを実際に提供する際には、子どもの興味ややる気がくすぐられるように、ぜひオーダーメイドの工夫をこらしてみてください。動画で紹介した遊びを無理やりやらせようとするなど、押し付けにならないようにしましょう。

 

また、事故やケガがないようにくれぐれも安全に配慮してください。部屋の広さや人数など、それぞれの環境に合わせて遊び方を工夫しましょう。


 

【すべての人にとって安心安全な場であるために】

カンカクラボのコンテンツには、感覚統合や発達の障害など、デリケートなトピックが含まれています。コンテンツ制作には十分気をつけているつもりですが、もしも不快に感じたり、傷ついたりするような内容や表現がありましたら、ぜひお知らせください。カンカクラボがよりよいサイトになるように、私たちも継続的に努力していきたいと思っています。


 

【講演依頼・お問い合わせについて】

主に感覚統合の視点や感覚統合遊びに関して、講演や研修のご依頼がありましたら、こちらからお問い合わせください。保育士、幼稚園教論、児童館職員、保護者の方など、子どもに関わる方々とともに学ぶ機会を通して、私たちカンカクラボ運営メンバーも「発達」していきたいと考えています。

※講師については、運営メンバーをご参照ください。

 

また、カンカクラボは情報提供を目的とするサイトなので、個別相談の窓口を設けていません。もし特定の子どもについて相談したいことがありましたら、最寄の市町村保健センターや児童相談所、発達障害者支援センター、医療機関 (小児リハビリテーション科、児童精神科など)などにお問い合わせください。

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