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よく見られる姿

ビクビクタイプとイライラタイプとでは現れる行動が異なるため、一見すると感覚の受け取り方に違いがあるように感じてしまうかもしれません。しかし、ともに感覚刺激を過剰に感じ取ってしまうために、落ち着きがなくなったり、情緒的な反応につながったりするという共通した特徴をもっています。例えば、友達の手が触れることを不快に感じ、怖がって逃げてしまったり、または突然キレて怒り出したりする行動に出てしまいます。 行動が違うので一見するとまったく別の原因と考えてしまいがちですが、 共通の背景要因をもっているということを理解することが重要です。 

支援の方向性

このタイプの子どもは、感覚刺激を過剰に感じ取ってしまうため、不安感・不快感をもちやすいことが特徴です。そのため、生活場面での環境調整や周りの人の配慮により、安心・安全を保障することが大切です。具体的には、不安・不快な感覚刺激を遮断・軽減する(スピーカーから流れる音量を調整する、部屋の明るさを調整するなど)、「いつでも逃げられる」という安心・安全を保障する(落ち着くための場所を用意する、集団活動への参加が難しいときには、集団の外から見ることを認めるなど)、苦手な感覚刺激への適応手段・防衛手段を身につけるよう支援する(イヤーマフやサングラスを使用する、衣服の素材を選ぶなど)が重要です。

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